アイスエナジー測定 35℃以上の猛暑日にお弁当はどうなるのか?
近年、深刻化する地球温暖化の影響により、夏季の気温上昇が職場における熱中症リスクを年々高めています。
WILLTEXでは、このような背景を踏まえ、熱中症対策として、特殊低温保冷剤「アイスエナジー」を活かし、新たな製品開発に取り組んでいます。
今回、特殊低温保冷剤「アイスエナジー」を猛暑日のお弁当にどのように活用できるのか検証してみました
計測方法
食中毒を引き起こす細菌の多くは20~40℃で活発に増殖し、35℃位で最も増殖スピードが高くなると言われています。
そのため、今回は発酵器で35℃を設定し、2つの条件でお弁当の温度変化を計測してみます。
条件①:お弁当をそのままポリ袋に入れる
条件②:アイスエナジーを入れた保冷バッグにお弁当を入れる
※温度の測定位置:お弁当の中心部分を測定する
※保冷剤に密着している部分は冷たいので、中心部分を測定する
※測定時間中は、温度計をお弁当に刺したままとする
準備
アイスエナジーを自宅冷凍庫で凍らせておく。-18℃タイプは、2〜3日かかるので、早めに準備しておきます。発酵器は35℃を設定します。
2つの条件でお弁当の温度変化を計測
①お弁当をそのままポリ袋に入れる
冷やし中華はコンビニで購入し、冷蔵庫で冷やしておいたものを、ポリ袋に入れて発酵器に入れます。
※購入時に、ポリ袋に入れて移動することを再現するためにポリ袋に入れます。

35℃に設定した発酵器に入れます。

お弁当をそのままポリ袋入れた状態では1時間後には、20℃を超えました。
②保冷バッグ+アイスエナジー
保冷バッグ(サーモス 保冷ランチバッグ 7L)に、アイスエナジー -18度をいれて、冷やし中華(コンビニで購入し、冷蔵庫で冷やしておく)を入れます。
※冷気は密度が大きいため、自然と下の方に溜まるので、保冷剤はお弁当の上に乗せる


35℃に設定した発酵器に入れます。

アイスエナジーを入れた保冷バッグに入れたお弁当は、そのままに比べて温度の上昇がゆるやかでした。暑い季節のお弁当は、保冷剤や保冷バッグを活用するとお弁当の保冷にも適していることがわかりました。
測定結果
①お弁当をそのままポリ袋 | ②保冷バッグ+アイスエナジー | |
---|---|---|
開始0分 | 8℃ | 7℃ |
1時間後 | 25℃ | 15℃ |
2時間後 | 30℃ | 18℃ |
3時間後 | 32℃ | 20℃ |
4時間後 | ー | 21℃ |
5時間後 | ー | 22℃ |
6時間後 | ー | 23℃ |
7時間後 | ー | 24℃ |
まとめ
- ①のそのままでは、想像以上にあっという間に温度が上がった。
- 食中毒を引き起こす細菌の多くは20〜40℃で活発に増殖し、35℃位で最も増殖スピードが高くなると言われている。 そのままでは、1時間後には、20℃を超えた。
- 保冷バッグと保冷剤ありは、3時間後に20℃を超えた。7時間後に24℃になった。
- アイスエナジーの利用で、保冷時間がかなり長くなったと言える。
- 暑い季節のお弁当は、保冷剤や保冷バッグを利用し、出来るだけ涼しい場所で保管し早めに食べましょう。
アイスエナジーの選び方
冷たくても美味しい麺類は、アイスエナジー -10℃や-18℃がおすすめです。
ご飯やおにぎりは、冷たすぎると美味しくありません。アイスエナジー0℃がおすすめです。
気温や環境に合わせて選んでみましょう。
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